8/28/2007

葉っぱが透明なハオルチアなんです  Haworthia

ハオルチアなのですが、種類が不明なんです。
買うときに名前が間違ってるのはわかったのですが、綺麗なので買ったのでした。

葉っぱの先の方がかなり透き通ってるんです。
綺麗。。
脇に小さな子供が出てきています。





ギンヤンマ。
温室の中が気に入ってるようで、
何度か外に出してあげるんですがまた入ってくるんです。
今日も、天井に向かってばたばたしていたので、優しくつかんで外に出してあげました。


8/27/2007

フェルニア・ケニエンシス   Huernia keniensis

秋になると温室の花が少しずつ咲き始めます。

フェルニアの花が咲きました。
下を向いて咲くので、裏と表を撮りました。
ベルの様なかわいい形をしてるんです。





フェルニア・ケニエンシス Huernia keniensis / ガガイモ科

学名の通り、主にケニアに自生しています。
この仲間はトゲが柔らかくて茎を素手でさわっても痛くないし、
よく増えて独特のゴージャスな花を咲かせてくれるのでとても好きです。
ケニエンシスの花はフェルニアの中では地味な方です。

数年前に勢いにまかせて多量に買い込みました。
しかし、フェルニアは耐寒性が低いことを甘く見ていました。
結果は悲惨なもので、この2年間でそのほとんどを枯らせてしまい、
フェルニアの栽培は完全にあきらめていました。

ところが先日、他の植木鉢のすきまからこの花が覗いていたのです。
...ケニエンシスは例外的に丈夫な種類みたいですね。






8/15/2007

ハオルチアたちが紅葉してくれました  Haworthia

この暑いのに、こんなに見事に紅葉してくれてしまうと、よけいに暑くて仕方ない。
でも、きれいな葉っぱだから・・ ありがとうね。





ハオルチア・マクラーレニー Haworthia mclarenii
意味のない混乱を避けるために、今回は昔のままの学名で書いてみました。

- ハオルチア・マクラーレニー
聞き慣れない学名でしかも安かったので、アメリカから手に入れてみました。

すぐに伸びたがってだらしないし景気よく増えるてくれるので、
かなり丈夫なのではと想像していたけれど、意外にひ弱な面もあるみたいです。
手抜きをしているうちに増えた分の株の、半分以上が枯れてしまいました。

でも生き残りの親株はやっぱり元気で、やっぱり葉っぱがのびのびです。

この種は現在ではムクロナータ(H. mucronata)とする人や
アリスタータ(H. aristata)とする人がいます。





- ハオルチア・ウィロウモレンシス Haworthia willowmorensis

小型の種が多いハオルチアの中でも小さい方です。
最初は小型種であることを知らなくて、
ちっとも大きくならないのは世話の仕方が悪いのか、などと
悩んでいました。

実はこの学名も古くて今はトリブネリアナになっている、
とする点では意見が一致しているみたいです。
しかしそこで話が終わってないのでややこしいのです。

トリブネリアナはミラビリスの変種(H. mirabilis var. triebneriana)かと
思えば、トリブネリアナは独立した種(H. triebneriana)だとする
研究者もいます。

21世紀に入っても収まりのつく気配がないハオルチアの分類ですが、
人間が頭の中に描く、人間にとって都合の良い分類など、
これら植物たちの持つ尽きる事のない魅力に比べれば他愛のない事でしょう。

8/11/2007

ハオルチア これは おおきいんです   Haworthia








ハオルチア交配種 Haworthia comptoniana x H. pygmaea / ツルボラン科

星の数ほどあるハオルチアの交配種の一つです。
適当な和名を着けられる事が多いけれど、これは和名なしでした。

ハオルチアの中では大きい方で、けっこう存在感があります。
涼しげな肌の色と直線的なデザインが気に入っています。
葉っぱが半透明なんです。アロエの切り口みたいです。
でも、これは切らなくても切り口みたいでしょ。

交配種らしく各種のストレスに強いのはうれしいのですが、
何年経っても全然増えてくれないんです。


-葉の感じは
葉の切り口はアロエみたいにみずみずしく、しぼると水が出てきます。
でもなめてみたことはありません。

-花
時々葉のすきまから太さ数ミリ、長さ数十センチの花茎を数本上げて
花を咲かせます。
花の着き方はアロエと似ていますが、花と花の間隔が広くまばらに咲き、
個々の花も小さく、白を基調にした花色でとても地味なもので、
観賞には向かないでしょう。
アロエに比べるとえらく手抜きをしている感じです。

-増殖
自家受粉では種子ができないのと交配を怠っているために、
今までに種ができたことはありません。
また種ができたとしても、これ自身が交配種であるのと、
更に他の系統との交配になる事から、
全く同じ姿の子孫は出てこないと思います。

出てきた脇芽を取って育てるのが同じ姿の株を残す最善の方法なんですが、
これの交配親は両方とも脇芽をなかなか出さない種なので、
簡単には増えてくれないと思います。

-ハオルチアの名前
属名のハオルチア Haworthia は、
イギリスの植物学者である Adrian Hardy Haworth(1768-1833)の名前から
取られたものとされています。

8/09/2007

怪獣みたいなユーフォルビア・デカリー Euphorbia decaryi 







Euphorbia decaryi ユーフォルビア・デカリ

国内の多肉屋さんから買いました。
マダガスカル原産の小型のユーフォルビアです。

花キリンとは違った風情の慎ましやかな花が気に入って買ってみました。
ところがやって来たものを見ると何気に鉢にぎゅう詰め。
振っても引っ張っても抜けないので鉢を割ってみると、
そこには隙間なく茎が詰まってました。

夏の暑さにも冬の冷え込みにも、日照不足にも水不足にも耐えて、
ちょっとずつ伸びていきます。
そして暖かい間には花を咲かせてくれます。

これが怪獣っぽくてすてきです。
全体的に黒っぽいんです。
でも、なんだか惹かれます。


ところで、お花を撮影するのを忘れてました。
写真のなかに写って入るのですが、良く解らないかもしれません。
ピンクの小さな花です。
皆さんにお花はどうしたのかな?と言われてはじめて思い出しました。
それで、今日、撮影しようと思ったら。お花はもう、終わってました。
残念です。

8/04/2007

ハオルチアのこと 


-葉の感じは

葉の切り口はアロエみたいにみずみずしく、しぼると水が出てきます。
でもなめてみたことはありません。

-花

時々葉のすきまから太さ数ミリ、長さ数十センチの花茎を数本上げて 花を咲かせます。
花の着き方はアロエと似ていますが、花と花の間隔が広くまばらに咲き、 個々の花も小さく、白を基調にした花色でとても地味なもので、 観賞には向かないでしょう。
アロエに比べるとえらく手抜きをしている感じです。

-増殖

自家受粉では種子ができないのと交配を怠っているために、 今までに種ができたことはありません。
また種ができたとしても、これ自身が交配種であるのと、 更に他の系統との交配になる事から、 全く同じ姿の子孫は出てこないと思います。
出てきた脇芽を取って育てるのが同じ姿の株を残す最善の方法なんですが、 これの交配親は両方とも脇芽をなかなか出さない種なので、 簡単には増えてくれないと思います。

-ハオルチアの名前

属名のハオルチア Haworthia は、 イギリスの植物学者である Adrian Hardy Haworth(1768-1833)の名前から 取られたものとされています。


オブツーサのこと



南アフリカ産の多肉植物です
この丸い葉っぱは 現地では石ころの間にまるで石のように知らん顔して生えています
ほとんどが地面の下に隠れるので 少しでも光を取り込んで光合成をするために 葉っぱの表面は半透明になっています




ハオルチアの生息地が出ているサイトがありました
http://www.asphodelaceae.com/blog/archives/6
ハオルチア属は広義のユリ科に、そして現在はアロエ属などと共に ツルボラン科 family Asphodelaceae に分類されています。
蛇足ながら「広義の」ユリ科と言うのがくせ者で、 植物学者にとって広義のユリ科とは分類のはっきりしない単子葉植物の属を、 とりあえず押し込んでおくところみたいな雰囲気だったようです。
つまり広義のユリ科とすると漠然としすぎるので、近年になって分類が見直され、 ツルボラン科をはじめいくつかの科が新設されたらしいです。
Haworthia obtusa と言う種は現在のところ H. cymbiformis var. obtusa に 分類されています。正確を期せば現在有効な学名を記載すべきですが、 古い方の学名を使っても誤りではないとされているようです。
特に日本人は古い学名を使うのを気にしませんね。
しかも学者でないマニアが「オブツーサ」と呼ぶ品種には、 H. cymbiformis var. obtusa の他に H. cooperi の一部も含まれており、 今回の品種も実際は H. cooperi ではないかと思われます。
ハオルチア属はリンネの時代から知られているグループにもかかわらず、 今世紀に入っても万人を納得させる分類には至っていないようで、 権威とされる現地の学者が唱えたものに合わせる一般人が今のところ多いと言う、 「コンセンサス」レベルの分類であるように思えます。
例えばこの植物の収集・分類に歴史的にかかわっているドイツの、 現代の研究者は「権威ある現地の学者」とはまた違った分類を新たに提唱しています。
そんなこんなで議論がややこしくなるので、個人的には「オブツーサ」のままにしておくのが無難ではないかと考えています。
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