3/02/2015

Haworthiopsis coarctata






これは以前はハオルチアに分類されてたけど、ハオルチア属が3つに分けられて、その1つのHaworthiopsisに分類される事になったんだって。
で、そもそもハオルチア属にまとめられていたのは花の形が同じだったからなんだけど、遺伝子を見たら結構違うって話になったらしい。

植物の花の形は花粉を運ぶ動物が決めるわけで、3つのグループの植物の花粉を同じ動物が運んでいた結果、それぞれのグループの花の形がそっくりになってしまって、それを人間が見た目で1つの属に分類してたのね。
 ランの仲間が、花粉を運んでくれる昆虫に合わせて様々な形や色の花を進化させたのと、丁度逆の現象が起きてるね。
  
で、3グループの植物の花粉を同じ動物が運ぶようになった結果、3属に分類するべきものが単一の属にまとめられていたわけで、 その3つとは、Haworthia, Haworthiopsis, Tulista。

生育環境なんかで別のグループの生き物が似た姿になるのは収斂進化と呼ばれるんだけど、このハオルチアの仲間については花の収斂進化が起こったって話になるのよね。


植物学はドラマだね。 ますます面白いね!

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