先日アップしていたポリキセナとはデザインが違います。
外側の蕾から花が開いていきます。
Polyxena ensifolia
ポリキセナ・エンシフォリア/ ヒヤシンス科
ふわ~っとした咲き方が好きなんです。
Polyxena ensifolia ポリキセナ・エンシフォリア
このポリキセナには、昨年咲いた花の種がそのまま残ってます。
ピンクもかわいい。。
Polyxena corymbosa
ポリキセナ・コリンボーサ
11/21/2007
11/15/2007
アルブカ ナマクエンシス
こーんなにくるくるだと、葉っぱの巻きの中にえんぴつを通してみたくなります。
南アフリカに自生しています。
このアルブカは、南アフリカのウスターでとれた株の種を我家で蒔いた物です。
葉っぱについているきらきらしたものは、粘液です。
アリマキなどの小昆虫を粘りつけて動けなくしてしまいます。
食虫植物ではないのですが、虫を退治してしまうようなんです。
花はアルブカ スピラリスに似てますが、もう少し長いんです。
春になると咲きだします。
葉っぱをくるくるにするのは、強い風で葉が切られてしまうのを防ぎながら、冬の低い光を効率よく受け止めるための工夫だそうです。
球根の太るペースがとっても速いことからして光合成は上手みたいです。
Albuca namaquensis, Worcester, RSA
アルブカ ナマクエンシス ウスター産 / ヒヤシンス科南アフリカに自生しています。
このアルブカは、南アフリカのウスターでとれた株の種を我家で蒔いた物です。
葉っぱについているきらきらしたものは、粘液です。
アリマキなどの小昆虫を粘りつけて動けなくしてしまいます。
食虫植物ではないのですが、虫を退治してしまうようなんです。
花はアルブカ スピラリスに似てますが、もう少し長いんです。
春になると咲きだします。
葉っぱをくるくるにするのは、強い風で葉が切られてしまうのを防ぎながら、冬の低い光を効率よく受け止めるための工夫だそうです。
球根の太るペースがとっても速いことからして光合成は上手みたいです。
11/10/2007
海のなかみたい
オーニソガラムの葉っぱ(不明種)
ポリクセナを撮りに行ったら、
葉っぱがとっても素敵になびいてるように見えたのでアップしました。
オーニソガラム
ポリクセナを撮りに行ったら、
葉っぱがとっても素敵になびいてるように見えたのでアップしました。
オーニソガラム
Polyxena longituba ポリクセナ ロンギツバ
サフランみたいな咲き方をしていますが、
この種は普通は葉っぱと同時に咲くんです。
これはなぜか花だけ先に咲いてます。
この種にしては少し大きいみたいです。
南アフリカに自生していて、Komsbergという場所で採取されたものです。
ユリ科
http://www.smale1.demon.co.uk/G3_Massonia_group/G3_Pol_longituba.htm
同じものみたいですが、このサイトでは葉っぱがついてるんです。
この種は普通は葉っぱと同時に咲くんです。
これはなぜか花だけ先に咲いてます。
この種にしては少し大きいみたいです。
南アフリカに自生していて、Komsbergという場所で採取されたものです。
ユリ科
http://www.smale1.demon.co.uk/G3_Massonia_group/G3_Pol_longituba.htm
同じものみたいですが、このサイトでは葉っぱがついてるんです。
10/30/2007
10/23/2007
10/19/2007
エリオスペルマム・パラドクスム Eriospermum paradoxum
9/4/2007
9/21/2007
10/11/2007
新しい土に植え替えました。
エリオスペルマムでは最も有名な種です。
エリオスペルムム・パラドクスム Eriospermum paradoxum
/ スズラン科(family Ruscaceae)
南アフリカのケープ地方に分布する塊茎性の植物です。
知る人の少ないエリオスペルマムの中では最も有名な種類です。
ミニチュアの木みたいだけれど、これ全体で1枚の葉っぱです。
立派に見えている部分は、葉のおもて面から二次的に生えた
もので葉の本体そのもの(葉身)ではないらしいです。
この植物は今から春までが生育期で、このような姿をしているのは、
冬の低く弱い光を少しでもたくさん浴びるための工夫だと考えられています。
冬に生育しようとするのは、
自生地では秋から冬にかけての期間しか雨が降らないからです。
なおかつ日本よりもかなり乾燥した地域なので、
冬のタンポポみたいに地面に這いつくばっていると、
風に運ばれてきた土砂に葉っぱが埋もれてしまう危険がある上、
葉っぱには光が斜めに当たるのであまり面白くないようです。
それに夜は霜が降りるほどではないもののけっこう冷えるので、
防寒もしたいところです。
そこでこのエリオスペルマムはごらんのような姿を手に入れました。
地面から立ち上がった樹木状の葉は、
強風でも傷みにくく土砂に埋もれることもなく、
日の出から日の入りまで、太陽の光をしっかり受け止めることができます。
表面に白い毛を生やすことで保温効果も得ています。
9/21/2007
10/11/2007
新しい土に植え替えました。
エリオスペルマムでは最も有名な種です。
エリオスペルムム・パラドクスム Eriospermum paradoxum
/ スズラン科(family Ruscaceae)
南アフリカのケープ地方に分布する塊茎性の植物です。
知る人の少ないエリオスペルマムの中では最も有名な種類です。
ミニチュアの木みたいだけれど、これ全体で1枚の葉っぱです。
立派に見えている部分は、葉のおもて面から二次的に生えた
もので葉の本体そのもの(葉身)ではないらしいです。
この植物は今から春までが生育期で、このような姿をしているのは、
冬の低く弱い光を少しでもたくさん浴びるための工夫だと考えられています。
冬に生育しようとするのは、
自生地では秋から冬にかけての期間しか雨が降らないからです。
なおかつ日本よりもかなり乾燥した地域なので、
冬のタンポポみたいに地面に這いつくばっていると、
風に運ばれてきた土砂に葉っぱが埋もれてしまう危険がある上、
葉っぱには光が斜めに当たるのであまり面白くないようです。
それに夜は霜が降りるほどではないもののけっこう冷えるので、
防寒もしたいところです。
そこでこのエリオスペルマムはごらんのような姿を手に入れました。
地面から立ち上がった樹木状の葉は、
強風でも傷みにくく土砂に埋もれることもなく、
日の出から日の入りまで、太陽の光をしっかり受け止めることができます。
表面に白い毛を生やすことで保温効果も得ています。
10/15/2007
Albuca spiralis
アルブカ スピラリス ヒヤシンス科
南アフリカに自生しているそうです。
お花は かなり地味なのですが、くるくるまいた葉っぱがかわいいんです。
葉っぱをくるくるにするのは、強い風で葉が切られてしまうのを防ぎながら、冬の低い光を効率よく受け止めるための工夫だそうです。
球根の太るペースがとっても速いことからして光合成は上手みたいですね。
南アフリカに自生しているそうです。
お花は かなり地味なのですが、くるくるまいた葉っぱがかわいいんです。
葉っぱをくるくるにするのは、強い風で葉が切られてしまうのを防ぎながら、冬の低い光を効率よく受け止めるための工夫だそうです。
球根の太るペースがとっても速いことからして光合成は上手みたいですね。
8/28/2007
葉っぱが透明なハオルチアなんです Haworthia
ハオルチアなのですが、種類が不明なんです。
買うときに名前が間違ってるのはわかったのですが、綺麗なので買ったのでした。
葉っぱの先の方がかなり透き通ってるんです。
綺麗。。
脇に小さな子供が出てきています。
ギンヤンマ。
温室の中が気に入ってるようで、
何度か外に出してあげるんですがまた入ってくるんです。
今日も、天井に向かってばたばたしていたので、優しくつかんで外に出してあげました。
買うときに名前が間違ってるのはわかったのですが、綺麗なので買ったのでした。
葉っぱの先の方がかなり透き通ってるんです。
綺麗。。
脇に小さな子供が出てきています。
ギンヤンマ。
温室の中が気に入ってるようで、
何度か外に出してあげるんですがまた入ってくるんです。
今日も、天井に向かってばたばたしていたので、優しくつかんで外に出してあげました。
8/27/2007
フェルニア・ケニエンシス Huernia keniensis
秋になると温室の花が少しずつ咲き始めます。
フェルニアの花が咲きました。
下を向いて咲くので、裏と表を撮りました。
ベルの様なかわいい形をしてるんです。
フェルニア・ケニエンシス Huernia keniensis / ガガイモ科
学名の通り、主にケニアに自生しています。
この仲間はトゲが柔らかくて茎を素手でさわっても痛くないし、
よく増えて独特のゴージャスな花を咲かせてくれるのでとても好きです。
ケニエンシスの花はフェルニアの中では地味な方です。
数年前に勢いにまかせて多量に買い込みました。
しかし、フェルニアは耐寒性が低いことを甘く見ていました。
結果は悲惨なもので、この2年間でそのほとんどを枯らせてしまい、
フェルニアの栽培は完全にあきらめていました。
ところが先日、他の植木鉢のすきまからこの花が覗いていたのです。
...ケニエンシスは例外的に丈夫な種類みたいですね。
フェルニアの花が咲きました。
下を向いて咲くので、裏と表を撮りました。
ベルの様なかわいい形をしてるんです。
フェルニア・ケニエンシス Huernia keniensis / ガガイモ科
学名の通り、主にケニアに自生しています。
この仲間はトゲが柔らかくて茎を素手でさわっても痛くないし、
よく増えて独特のゴージャスな花を咲かせてくれるのでとても好きです。
ケニエンシスの花はフェルニアの中では地味な方です。
数年前に勢いにまかせて多量に買い込みました。
しかし、フェルニアは耐寒性が低いことを甘く見ていました。
結果は悲惨なもので、この2年間でそのほとんどを枯らせてしまい、
フェルニアの栽培は完全にあきらめていました。
ところが先日、他の植木鉢のすきまからこの花が覗いていたのです。
...ケニエンシスは例外的に丈夫な種類みたいですね。
8/15/2007
ハオルチアたちが紅葉してくれました Haworthia
この暑いのに、こんなに見事に紅葉してくれてしまうと、よけいに暑くて仕方ない。
でも、きれいな葉っぱだから・・ ありがとうね。
ハオルチア・マクラーレニー Haworthia mclarenii
意味のない混乱を避けるために、今回は昔のままの学名で書いてみました。
- ハオルチア・マクラーレニー
聞き慣れない学名でしかも安かったので、アメリカから手に入れてみました。
すぐに伸びたがってだらしないし景気よく増えるてくれるので、
かなり丈夫なのではと想像していたけれど、意外にひ弱な面もあるみたいです。
手抜きをしているうちに増えた分の株の、半分以上が枯れてしまいました。
でも生き残りの親株はやっぱり元気で、やっぱり葉っぱがのびのびです。
この種は現在ではムクロナータ(H. mucronata)とする人や
アリスタータ(H. aristata)とする人がいます。
- ハオルチア・ウィロウモレンシス Haworthia willowmorensis
小型の種が多いハオルチアの中でも小さい方です。
最初は小型種であることを知らなくて、
ちっとも大きくならないのは世話の仕方が悪いのか、などと
悩んでいました。
実はこの学名も古くて今はトリブネリアナになっている、
とする点では意見が一致しているみたいです。
しかしそこで話が終わってないのでややこしいのです。
トリブネリアナはミラビリスの変種(H. mirabilis var. triebneriana)かと
思えば、トリブネリアナは独立した種(H. triebneriana)だとする
研究者もいます。
21世紀に入っても収まりのつく気配がないハオルチアの分類ですが、
人間が頭の中に描く、人間にとって都合の良い分類など、
これら植物たちの持つ尽きる事のない魅力に比べれば他愛のない事でしょう。
でも、きれいな葉っぱだから・・ ありがとうね。
ハオルチア・マクラーレニー Haworthia mclarenii
意味のない混乱を避けるために、今回は昔のままの学名で書いてみました。
- ハオルチア・マクラーレニー
聞き慣れない学名でしかも安かったので、アメリカから手に入れてみました。
すぐに伸びたがってだらしないし景気よく増えるてくれるので、
かなり丈夫なのではと想像していたけれど、意外にひ弱な面もあるみたいです。
手抜きをしているうちに増えた分の株の、半分以上が枯れてしまいました。
でも生き残りの親株はやっぱり元気で、やっぱり葉っぱがのびのびです。
この種は現在ではムクロナータ(H. mucronata)とする人や
アリスタータ(H. aristata)とする人がいます。
- ハオルチア・ウィロウモレンシス Haworthia willowmorensis
小型の種が多いハオルチアの中でも小さい方です。
最初は小型種であることを知らなくて、
ちっとも大きくならないのは世話の仕方が悪いのか、などと
悩んでいました。
実はこの学名も古くて今はトリブネリアナになっている、
とする点では意見が一致しているみたいです。
しかしそこで話が終わってないのでややこしいのです。
トリブネリアナはミラビリスの変種(H. mirabilis var. triebneriana)かと
思えば、トリブネリアナは独立した種(H. triebneriana)だとする
研究者もいます。
21世紀に入っても収まりのつく気配がないハオルチアの分類ですが、
人間が頭の中に描く、人間にとって都合の良い分類など、
これら植物たちの持つ尽きる事のない魅力に比べれば他愛のない事でしょう。
8/11/2007
ハオルチア これは おおきいんです Haworthia
ハオルチア交配種 Haworthia comptoniana x H. pygmaea / ツルボラン科
星の数ほどあるハオルチアの交配種の一つです。
適当な和名を着けられる事が多いけれど、これは和名なしでした。
ハオルチアの中では大きい方で、けっこう存在感があります。
涼しげな肌の色と直線的なデザインが気に入っています。
葉っぱが半透明なんです。アロエの切り口みたいです。
でも、これは切らなくても切り口みたいでしょ。
交配種らしく各種のストレスに強いのはうれしいのですが、
何年経っても全然増えてくれないんです。
-葉の感じは
葉の切り口はアロエみたいにみずみずしく、しぼると水が出てきます。
でもなめてみたことはありません。
-花
時々葉のすきまから太さ数ミリ、長さ数十センチの花茎を数本上げて
花を咲かせます。
花の着き方はアロエと似ていますが、花と花の間隔が広くまばらに咲き、
個々の花も小さく、白を基調にした花色でとても地味なもので、
観賞には向かないでしょう。
アロエに比べるとえらく手抜きをしている感じです。
-増殖
自家受粉では種子ができないのと交配を怠っているために、
今までに種ができたことはありません。
また種ができたとしても、これ自身が交配種であるのと、
更に他の系統との交配になる事から、
全く同じ姿の子孫は出てこないと思います。
出てきた脇芽を取って育てるのが同じ姿の株を残す最善の方法なんですが、
これの交配親は両方とも脇芽をなかなか出さない種なので、
簡単には増えてくれないと思います。
-ハオルチアの名前
属名のハオルチア Haworthia は、
イギリスの植物学者である Adrian Hardy Haworth(1768-1833)の名前から
取られたものとされています。
8/09/2007
怪獣みたいなユーフォルビア・デカリー Euphorbia decaryi
Euphorbia decaryi ユーフォルビア・デカリ
国内の多肉屋さんから買いました。
マダガスカル原産の小型のユーフォルビアです。
花キリンとは違った風情の慎ましやかな花が気に入って買ってみました。
ところがやって来たものを見ると何気に鉢にぎゅう詰め。
振っても引っ張っても抜けないので鉢を割ってみると、
そこには隙間なく茎が詰まってました。
夏の暑さにも冬の冷え込みにも、日照不足にも水不足にも耐えて、
ちょっとずつ伸びていきます。
そして暖かい間には花を咲かせてくれます。
これが怪獣っぽくてすてきです。
全体的に黒っぽいんです。
でも、なんだか惹かれます。
ところで、お花を撮影するのを忘れてました。
写真のなかに写って入るのですが、良く解らないかもしれません。
ピンクの小さな花です。
皆さんにお花はどうしたのかな?と言われてはじめて思い出しました。
それで、今日、撮影しようと思ったら。お花はもう、終わってました。
残念です。
8/04/2007
ハオルチアのこと
1、葉の感じ、花、増殖、ハオルチアの名前
-葉の感じは
葉の切り口はアロエみたいにみずみずしく、しぼると水が出てきます。でもなめてみたことはありません。
-花
時々葉のすきまから太さ数ミリ、長さ数十センチの花茎を数本上げて 花を咲かせます。花の着き方はアロエと似ていますが、花と花の間隔が広くまばらに咲き、 個々の花も小さく、白を基調にした花色でとても地味なもので、 観賞には向かないでしょう。
アロエに比べるとえらく手抜きをしている感じです。
-増殖
自家受粉では種子ができないのと交配を怠っているために、 今までに種ができたことはありません。また種ができたとしても、これ自身が交配種であるのと、 更に他の系統との交配になる事から、 全く同じ姿の子孫は出てこないと思います。
出てきた脇芽を取って育てるのが同じ姿の株を残す最善の方法なんですが、 これの交配親は両方とも脇芽をなかなか出さない種なので、 簡単には増えてくれないと思います。
-ハオルチアの名前
属名のハオルチア Haworthia は、 イギリスの植物学者である Adrian Hardy Haworth(1768-1833)の名前から 取られたものとされています。オブツーサのこと
南アフリカ産の多肉植物です
この丸い葉っぱは 現地では石ころの間にまるで石のように知らん顔して生えています
ほとんどが地面の下に隠れるので 少しでも光を取り込んで光合成をするために 葉っぱの表面は半透明になっています
ハオルチアの生息地が出ているサイトがありました
http://www.asphodelaceae.com/blog/archives/6
ハオルチア属は広義のユリ科に、そして現在はアロエ属などと共に ツルボラン科 family Asphodelaceae に分類されています。
蛇足ながら「広義の」ユリ科と言うのがくせ者で、 植物学者にとって広義のユリ科とは分類のはっきりしない単子葉植物の属を、 とりあえず押し込んでおくところみたいな雰囲気だったようです。
つまり広義のユリ科とすると漠然としすぎるので、近年になって分類が見直され、 ツルボラン科をはじめいくつかの科が新設されたらしいです。
Haworthia obtusa と言う種は現在のところ H. cymbiformis var. obtusa に 分類されています。正確を期せば現在有効な学名を記載すべきですが、 古い方の学名を使っても誤りではないとされているようです。
特に日本人は古い学名を使うのを気にしませんね。
しかも学者でないマニアが「オブツーサ」と呼ぶ品種には、 H. cymbiformis var. obtusa の他に H. cooperi の一部も含まれており、 今回の品種も実際は H. cooperi ではないかと思われます。
ハオルチア属はリンネの時代から知られているグループにもかかわらず、 今世紀に入っても万人を納得させる分類には至っていないようで、 権威とされる現地の学者が唱えたものに合わせる一般人が今のところ多いと言う、 「コンセンサス」レベルの分類であるように思えます。
例えばこの植物の収集・分類に歴史的にかかわっているドイツの、 現代の研究者は「権威ある現地の学者」とはまた違った分類を新たに提唱しています。
そんなこんなで議論がややこしくなるので、個人的には「オブツーサ」のままにしておくのが無難ではないかと考えています。
7/31/2007
ムシトリスミレ Pinguicula x 'Aphrodite'
ピンギキュラ・アフロディーテ Pinguicula x 'Aphrodite' / タヌキモ科
メキシコ産ムシトリスミレの交配種です。
メキシコ産とは言えこの暑い時期に花が咲くのは珍しいと思うのです。
無理をしているせいか、春の花よりも小さくなっています。
作出者によると、この品種は四季咲き性があるとの事で、
環境が良ければ言葉通り季節に関係なく、冬でも花を咲かせ続けるらしいんです。
我が家ではこれまで春にしか花を見なかったので、
この植物にとってあまり良い環境ではないのでしょう。
少し時期外れのムシトリスミレです。
こんな暑い時期には咲かないそうなのですが、一つだけ静かに咲いてました。
少し小さいですが、せっかくですのでアップしてみました。
それでも葉っぱは一年中元気に伸ばしていて、
ショウジョウバエなんかをどんどん捕虫します。
虫を捕るのは、べたべたした葉っぱです。
虫がつくとせっかくの可愛い花も「んー 困るね」になってしまいます。
本番の姿はこちらで見られます。作出者のサイトです。
だから上げるのは気が進まないんですが。
http://www.bestcarnivorousplants.com/Pinguicula_Aphrodite.htm
7/29/2007
サラセニアの水槽
サラセニアのこし水用の水槽には、蚊が育たないように金魚を入れています。
先日、土蛙が水槽のふちにつかまってじっとしていたと思ったら、今日見てみるとおたまじゃくしが泳いでいるんです。
これで、庭の小さな虫を食べてくれるカエルが育ってくれます。
一本しか出てない小型の蒲です。可愛いです。
ガガブタだと思いますが、花びらの周りがぎざぎざ模様ではないのが気になります。
分かりましたよ。名前を教えていただきました。
ヒメガガブタ(Nymphoides cristata O.Kuntze)
カナヘビ(蛇ではありません、トカゲのようなものです)の卵がやぶれています。
無事に孵ったんですね。昨日シマヘビもいたようです。
庭の生き物の数が適度に調整されて、平和がたもたれているようですね
ツチガエル。
これも可愛い。
7/25/2007
クラッスラ・ピクツラータ Crassula picturata
Crassula picturata クラッスラ・ピクツラータ / ベンケイソウ科
南アフリカ・ケープ地方に自生します。
でも近所のお花屋さんで売っていました、セダムと言う名前で。
一昨年は猛暑に負けて枯死寸前でしたが復活してくれました。
間伸びてしまうけれど、暑い間は半日陰で育てれば問題ないのでした。
ぼさぼさ感が気に入っているんです。
虫眼鏡で見ると、お花も葉っぱも可愛くてステキなんです。
7/23/2007
オブツーサがこんなに広がりました obtusa
南アフリカ産の多肉植物です
はじめは 一株だったのが6年で A4サイズのバット一面広がりました
この丸い葉っぱは 現地では石ころの間にまるで石のように知らん顔して生えています
ほとんどが地面の下に隠れるので 少しでも光を取り込んで光合成をするために
葉っぱの表面は半透明になっています
ハオルチアの生息地が出ているサイトがありました
http://www.asphodelaceae.com/blog/archives/6
ハオルチア属は広義のユリ科に、そして現在はアロエ属などと共に
ツルボラン科 family Asphodelaceae に分類されています。
蛇足ながら「広義の」ユリ科と言うのがくせ者で、
植物学者にとって広義のユリ科とは分類のはっきりしない単子葉植物の属を、
とりあえず押し込んでおくところみたいな雰囲気だったようです。
つまり広義のユリ科とすると漠然としすぎるので、近年になって分類が見直され、
ツルボラン科をはじめいくつかの科が新設されたらしいです。
Haworthia obtusa と言う種は現在のところ H. cymbiformis var. obtusa に
分類されています。正確を期せば現在有効な学名を記載すべきですが、
古い方の学名を使っても誤りではないとされているようです。
特に日本人は古い学名を使うのを気にしませんね。
しかも学者でないマニアが「オブツーサ」と呼ぶ品種には、
H. cymbiformis var. obtusa の他に H. cooperi の一部も含まれており、
今回の品種も実際は H. cooperi ではないかと思われます。
ハオルチア属はリンネの時代から知られているグループにもかかわらず、
今世紀に入っても万人を納得させる分類には至っていないようで、
権威とされる現地の学者が唱えたものに合わせる一般人が今のところ多いと言う、
「コンセンサス」レベルの分類であるように思えます。
例えばこの植物の収集・分類に歴史的にかかわっているドイツの、
現代の研究者は「権威ある現地の学者」とはまた違った分類を新たに提唱しています。
そんなこんなで議論がややこしくなるので、
個人的には「オブツーサ」のままにしておくのが無難ではないかと考えています。
7/22/2007
タリヌム カフルム Talinum caffrum
Talinum caffrum タリヌム カフルム / スベリヒユ科
タンザニアから南アフリカまで分布し、芋で越冬する多年草です。
以前は宿根はぜらんの仲間とされていました。
しかし今では、ピンクの可愛い花が咲く種類は、
別の属(genus Phemeranthus フェメランスス属)に移ってしまい、
このように地味な花が咲く仲間だけがタリヌムとして残されているようです。
冬の間は室内に取り込んで水を一滴もやらずに放置しています。
夏は炎天下に雨ざらしでほとんど放置です。
でも元気です。
午後3時ごろから30分くらいの間だけ花がひらきます。
7/19/2007
セロペギア コンラティ Ceropegia conrathii
左がわの、まっすぐ上に伸びた棒状のものが、蕾なんです。
Ceropegia conrathii ケロペギア コンラティ / ガガイモ科
新しく我家にやって来たセロペギアの赤ちゃんです。
鳥かごみたいでかわいいでしょ。
このおいも、あんころもちのように平べったいんです。
こう見えて、ハートかずらの親せき(同属)なんですって。
学名のコンラティというのは、この植物が発見された場所の近くにあるダイナマイト工場の経営者の名前からとったそうなんです。
7/18/2007
ユーフォルビア フランコイシー Euphorbia francoisii
ちがうバージョンで
土の上に見えている太い部分は、実は根っこの上端なんです。
ねじれた大根のような根っこなんです。
Euphorbia francoisii エウフォルビア フランコイシイ / トウダイグサ科
マダガスカルからやって来た、小さなタイプの多肉植物です。
ハナキリンと同属です。
成長がとっても遅く、我家では茎が1年に1cm伸びればいいほうです。
しかも、上には伸びず、勝手に横向きに伸びていくのです。
ワシントン条約の取引規制種に指定されていて、輸出入がとっても難しくなっています。
ちなみに、クリスマス定番のポインセチアもユーフォルビアなんです。
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