4/29/2008

Ornithogalum concordianum

オーニソガラム コンコルディアヌム  
(オーニソガラム アペルツム )

昔からのアペルツムの名前の方で、けっこう有名です。
とてもゴージャスな(つもりの)花が咲きます。



有名なのはこのくるくる葉っぱのせい。




オーニソガラム未記載種

オーニソガラム未記載種

近年に発見されたばかりで、まだ正式な学名をもらっていない新種です。
とても小さい植物で、1枚しかつかない葉っぱがネコの舌みたいな形をしています。

小さいだけでなく、とってもひねくれ者、岩の割れ目の土だまりに生えるんです。
そんなことをすると、夏は焼けるように暑くなるわけです
そこで、夏は休眠し冬の間に育ちます。
だから、この花が終わって、実をつけたらお休みします。





4/25/2008

ゲイソリザ  Geissorhiza

ゲイソリザ モナントス Geissorhiza monanthos / アヤメ科

この学名で買った球根なのですが、花の感じが期待していたのとは微妙に違うんです。





ゲイソリザ スプレンディディッシマ Geissorhiza splendidissima

モナントスの中に、これが1個だけ混じっていました。
花色もしべの形も違うので調べてみると、
ゲイソリザ スプレンディディッシマだと解りました。


Ledebouria socialis レデボウリア・ソシアリス  

レデボウリア・ソシアリスの斑入り  
ヒヤシンス科   南アフリカに自生

日本でも比較的普及してる品種の斑入りです。
葉っぱも斑入りなのですが、花も斑入り。
色とりどりの蕾が、それぞれ違った模様の花を咲かせています。











でも、実は私は斑入りはあまり好みではないんです。
何でもシンプルな方が好きなほうなんです。
これはごちゃごちゃしているけど、夫の趣味かな。

4/22/2008

Bulbine mesembryanthoides

南アフリカ、ケープ地方に自生  ツルボラン科

ブルビネ・メセンブリアントイデス の葉っぱです。
ふふふ~ん
浜辺で拾ったガラスのかけらがこんなに大きくなりました。って。ほんとみたいでしょ。
(青い文字をクリックすると、大きくなる前のかけらが見られます。)







花はいつものブルビネの花。




4/19/2008

Moraea fugax

モラエア フガクス  / アヤメ科



南アフリカ、ナマクアランドから南ケープまでの広い範囲に自生。
この地域に生えるモラエアでは、もっともたくさん生えている種類です。



花の寿命はやたら短くて、お昼過ぎに開いて日没にはしぼんでしまいます。
フガクスという学名は、逃げ去る、つかの間とかいう意味なのですって。


モラエアには毒があるのが普通なのですが、これは珍しく毒を持っていないんです。
球根は食べることもできるらしいのです。とっても美味しいんですって。
昔(どのくらい昔かはしりませんが)は、現地の人の貴重な食料だったらしくて、
洞窟なんかには球根の皮がたくさん残っているんですって。

んー。 もったいないから私は食べませんが。

資料:Peter Goldblatt 著 THE MORAEAS OF SOUTHERN AFRICA

オーニソガラム セクンドゥム類似種

本当はアペルツム類似種 の名前で買ったんですが、
育ててみたら葉っぱがちっともくるくるにならないんです。
それにセクンドゥムにそっくり。




4/15/2008

ドリミア ウニフローラ  Drimia uniflora

ドリミア ウニフローラ  Drimia uniflora
( リタンサス プシルス Litanthus pusillus)
南アフリカに自生   ヒヤシンス科
採集地 南アフリカのグレイタウン

オオイヌノフグリと並べてみました。小さい!

木綿糸みたいな葉っぱが三本出てたと思ったら、いつの間にかなくなっていて、
ああ~ ダメかな~っと思っていたら咲きました。





 花びらの先っちょが、プクリと膨らんでます。






実は、以前これをイギリスに注文したはずだったのですが、
全く違う花が咲いてしまってました。
とっても綺麗だったのですが、やっぱりこっちも欲しかったのです。


☆ドリミアとは、「ピリッとする」とかいう意味らしいんです。
球根に傷をつけると、ドロッとした液体が出てくるのですが、
これが肌につくと刺激があってピリッとするらしいんです。
お腹こわすといけないからなめないでね。

Moraea polyanthos モラエア ポリアントス 

2005年の9月の終わりに、ドイツのたね屋さんからモラエア パピリオナケアの種子と言うものを買って蒔いたところ、似ても似つかぬこの姿。
調べてみるとポリアントスとのこと。

3年目に咲いた花が違ってたからって文句も言えません。
パピリオナケアの種をまた買わなくちゃ(他のお店から)。


Moraea polyanthos 

モラエア ポリアントス / アヤメ科


南アフリカの小カルーから東ケープの一部に自生しています。
一見モラエアらしくない花ながら、しべの形が決め手になってモラエアに分類されています。
しべの付け根が一本になっていて、途中から3本に分かれているのが特徴なんです。



これも、一見普通っぽいけど、なんだか素敵。





4/10/2008

ラケナリア   Lachenalia

ラケナリア ウニフォリア リグティ変種 Lachenalia unifolia var. wrightii

ウニフォリアとは「1枚葉の」という意味。
変種名はライトという人の名前ですが、学名はラテン語なので上のように発音します。
1枚だけ着く葉っぱの縞模様も楽しいけれど、花はもっと素敵です。





ラケナリア プスツラータ Lachenalia pustulata

葉っぱにぼつぼつがたくさんあるので、「ぼつぼつのある」という学名がついてます。
こちらをクリックすると葉っぱを見ていただけます。
リンク先のページの4番目の葉っぱです。







ラケナリア アロイデス トリコロール変種 Lachenalia aloides var. tricolor

アロイデスは「アロエのような」、トリコロールは「三色の」という意味です。
アロエの花をご存知なら、この花の形にどことなく面影があるのが分かるかな。


4/09/2008

ラケナリア   Lachenalia

ラケナリア アロイデス アウレア変種 Lachenalia aloides var. aurea
ヒヤシンス科 ラケナリア属

南アフリカからやってきた種を蒔いて、これでも3年目で、早くも立派なんです。
アウレア とは「黄金色の」という意味。
夫が職場に持ってって女性陣に見て貰ったら、「鯛焼きみたいな花」との感想だったそうですが。






ラケナリア オルキオイデス グラウキナ変種 Lachenalia orchioides var. glaucina

学名のオルキオイデスは「ランのような」、グラウキナは「灰青色の」の意味。
強めだけれど上品な芳香があるので、ランみたいだと言うことらしいです。
丈夫なようであまり世話をしてないのに、花がだんだんと増えてきてます。





 ラケナリア ナマクエンシス Lachenalia namaquensis

自生地のナマクア地方がそのまま学名になっています。
小型種が多いラケナリアの中では大型種のようです。
ピンクのくちびるが可愛いでしょ。


4/08/2008

フェラリア クリスパ Ferraria crispa

南アフリカに自生 アヤメ科 
フェラリア クリスパ Ferraria crispa の色違い





球根を植えて3年でやっと咲きました。
咲かせられる条件がわからず、試行錯誤しながら環境作りをしてやっと咲かせられました。
南アフリカの環境と言っても、いろんな環境があるので、
それに対応できるようにと頑張りますが、けっこう失敗もあります。

Moraea serpentina  モラエア セルペンティナ 

種から育てて3年目で、マッチの頭くらいの球根ができました。
花が咲くのは、まだまだ先かと思っていたのですが、いきなり今年蕾がつきはじめ、
次から次へと咲いてくれています。

南アフリカに自生 アヤメ科 

とっても小さくて、直径4cmくらい。
セルペンティナとは、蛇のようなとか曲がりくねったという意味。
葉っぱがくねくね曲がってるんです。









このひょろひょろの葉っぱが一枚で、花を2つも支えています。
短い茎から、重たそうな花がぼてっと咲いているように見えます。







Moraea serpentina 

4/03/2008

イシモチソウ Drosera peltata

今日は、とっても気持いい植物です。
虫を捕まえてしまうという意味では、ちょっと苦手の方もいるかもしれません。
でも、レンズを覗いて見ていると、
死ぬ時は、この粘液に溶かされて死にたいと思えるんです。
今日、撮っていて本当にそう思ってました。

イシモチソウ Drosera peltata 産地不明 / モウセンゴケ科
オーストラリアをはじめ中国大陸から日本まで、広い範囲に自生しています。




ドロセラ・マダガスカリエンシス Drosera madagascariensis
マダガスカル島からアフリカ大陸に自生

早速、虫が咥え込まれています。


 虫媒花の花たちが紫外線を反射して、虫を呼ぶのと同じ要領で、
粘液で紫外線を反射して虫たちを呼び込みます。

粘液で虫を溶かして養分を吸い取っています。
根っこの仕事は、地上部を支えて水を吸い上げるだけで、
養分はほとんど吸収できません。
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